胃内視鏡(胃カメラ)
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経鼻内視鏡検査(胃カメラ)
当院では通常の胃内視鏡検査は主に経鼻(鼻から)で行っております。スコープ径が細いことと舌の付け根に触れないため従来の口からの内視鏡よりもオエッという嘔吐反射が起こりにくく楽に検査を受けられます。経鼻内視鏡でもつらいという方には検査前に鎮静剤を注射することによって楽に検査を受けられます。
検査を行う際ご希望の方には迅速ウレアーゼ試験(胃の組織を採取し、特別な試薬に浸けて判定)によりピロリ菌の有無をチェックします。ピロリ菌は胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こしやすいだけでなく、長期的には胃がんのリスクも高めてしまうといわれています。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の流れ
1. 検査前日
検査が午前の場合21時以降食事は取れません。水分摂取は可能です。
2. 検査当日
2-1. 検査前
食事は取れません。水・お茶・スポーツドリンクは飲んでも構いません。
2-2. 検査時
胃の消泡剤を服用します。
鼻・のどの局所麻酔を行います。
鎮痛剤の注射をします(脈が速くなったり、口の中が乾いたり、目がチカチカすることがあります)。
内視鏡検査を行います(検査時間は異常がなければ10分くらいです)。
2-3. 検査後
鎮静剤を使用した場合は1時間くらい休んでいただきます。その場合、車の運転はできませんので車で来院されないようお願いいたします。
ポリープを切除した場合、状況によっては食事内容に制限がかかることがあります。
どういったときに胃内視鏡検査を受けるべきか?
■ 自覚症状として胃の痛み、もたれ、膨満感、食欲不振、吐き気、嘔吐、胸焼け、喉・胸・みぞおちのつかえ感、吐血、下血(黒色便)、貧血、原因不明の体重減少等が現れたとき。
■ 検診でのバリウム検査での異常、ペプシノーゲン法、ピロリ菌検査が陽性。
■ 近親者に胃がん、食道がんの方がいらっしゃる場合。大酒家、喫煙者。40歳以上。以前に胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ポリープを指摘されている場合。
費用
目安として通常の胃内視鏡検査では組織検査をしなければ5000円弱、組織検査を行った場合は9000円から13000円(部位と数により異なります)くらいになります。
※3割負担での例です。上記は診察料など諸費用を含めた金額です。