大腸内視鏡(大腸ファイバー)
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大腸内視鏡(大腸ファイバー)検査
近年食生活の欧米化のため日本人の大腸がんが急増しており、内視鏡検査を行って初めて発見されることが多々あります。大腸がんの早期発見のために大腸内視鏡検査がおすすめです。
大腸内視鏡検査は前処置として腸の中をきれいにしなければなりません。検査前に下剤や腸管洗浄剤の服用が必要ですので準備を含めると一般的に半日がかりの検査となってしまいます。一般的には前日に下剤を服用し、検査当日は午前中に腸管洗浄剤を服用、午後に検査といった流れになります(下記「大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)の流れ」をご参照ください)が、緊急性のある場合などはこの限りではありません。
大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)の流れ
1. 検査前日
食事は召し上がれますが、線維の多い野菜、キノコ、海草、ゴマ、雑穀類はできるだけ控えてください。
就寝前に下剤(ラキソベロン10ml)をコップ1杯の水に入れて服用します。
2. 検査当日
2-1. 検査前(自宅または当院にて前処置)
食事はできませんが、水分摂取は可能です。検査予定時刻の4時間前から腸管洗浄剤を約2時間かけて服用します。
途中で気分が悪くなったり、お腹が痛くなった場合は中止してすぐにご連絡ください。また排便内容がきれいになっていれば全量服用の必要はありません。
2-2. 検査時
専用の紙パンツを着用します。貴金属類は外します。
鎮痙剤、鎮静剤の注射をします(脈が速くなったり、口の中が乾いたり、目がチカチカすることがあります)。
内視鏡検査を行います(検査時間は異常がなければ15分くらいです)。
2-3. 検査後
静脈麻酔を使用した場合は1時間くらい休んでいただきます。その場合、車の運転はできませんので車で来院されないようお願いいたします。
ポリープを切除した場合、状況によっては食事内容に制限がかかることがあります。
3. 検査後1週間
ポリープを切除した場合、大きさや数に応じてアルコール摂取や激しい運動の禁止、入浴の制限がかかることがあります。
どういったときに大腸内視鏡検査を受けるべきか?
■ 自覚症状として便通異常、慢性的な下痢、急な便秘、腹痛、血便、貧血、粘液便、便が細くなった等が現れた方。
■ 検診での便潜血陽性。
■ 大腸がんの危険因子:近親者に大腸がんの方がいらっしゃる場合、大酒家、喫煙者、肥満、肉類の摂取が多く野菜類の摂取が少ない方、50歳以上。